2021/03/01

男性向け制汗デオドラント剤の容器の人間工学的監修



DENTSU DESIGN FIRMは、ニベア花王株式会社の男性向け制汗デオドラント剤ブランド『8x4MEN ロールオン』『8x4MEN 濃厚ロールオン』の容器開発にあたり人間工学専門家として監修をしました。

本商品は、男性向け制汗デオドラント剤でワキに直接塗布するロールオンタイプの商品であり、今回の開発においては、ターゲットユーザである男性にとって、人間工学的視点で持ちやすく、ワキに塗りやすい容器を目指しました。

まず、我々は、人間工学的解析(エルゴノミクス・アナリシス)手法を用いて、監修を行いました。人間工学的解析とは、各種の道具、設備、装置、作業端末、作業場、あるいは環境全体を評価して、可能な限り寸法や形状を使用者に適合させ、安全性を高め、快適な使い心地を提供するための手法です。人間工学的解析には一般に、互いに関連のある①寸法、②作業量、③リーチ(動作域)④クリアランス(空き寸法)⑤作業姿勢という5つの評価基準で評価することが多く、いずれも、最小レベルでは指先、手、道具が対象となり、最大レベルでは四肢、胴体、環境が対象となります。
【参考】Bella Martin著「Research & Design Method Index -リサーチデザイン、新・100の法則」

今回の開発においては、手に持って使う制汗デオドラント剤かつ、ワキに塗布するロールオンタイプということで、①寸法と⑤作業姿勢を重視した人間工学的な監修を以下のステップで行いました。

●step1:人間工学基礎的データ収集と要求仕様プロポーザルの作成
①成人男性の手の寸法、データ
②握りやすさの寸法、データ
③使いやすさの寸法データ
④男性30代の腋窩部(脇)の寸法、データ

●step2:モックアップ容器へのヒューリスティック評価
人間工学的解析の寸法及び作業姿勢からのモックアップへのヒューリスティック評価と改善アドバイス

●step3:人間工学的な使いやすさを訴求するテキスト作成
完成商品における人間工学に基づいた使いやすさを分かりやすく訴求するテキストを作成

以上のようなステップで持ちやすく、ワキに塗りやすい容器の開発を人間工学専門家が監修をさせていただきました。

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